社長就任(社長交代)のご挨拶文は、サンプルが沢山ありますが、
前任の社長が亡くなった場合のご挨拶をどうすればいいのか?という
お問合せがよくあります。
社長交代の案内状で最もよくあるのは、
前社長のご挨拶と新社長のご挨拶の
連名バージョンですが、
前社長が亡くなった場合、
前社長からのご挨拶ができないわけですから
必然的に新社長のご挨拶のみとなりますね…
で、前社長が死去したことに触れるにしても
会社の規模とか
お取引先全部にお葬式のご案内をしたのかどうかなど
多数の相手先へ挨拶状を送るとなると
いろいろ気を使います。
そこで、私が提案するのは、『前社長の名前の前に「故」をつける』
それだけです。
通常の社長就任のご挨拶サンプル文は、ネット上にも沢山あります。
その中から気に入った物を探してきて、前社長の前に「故」をつければ
大抵それだけで成り立ちます。
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謹啓 ○○の候 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます
さて 私こと このたび 故○○○○○○ の後任として
代表取締役社長に就任いたすことになりましたので
ここに謹んでご報告申し上げます
はなはだ微力ではございますが 一意専心 社業の発展に全力をつくす所存です
何とぞ 前任者同様格別のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
まずは略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます
謹言
平成○○年○○月
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これなら、前社長が亡くなったことを知っていた方が受け取っても
知らなかった方が受け取っても、前社長が亡くなったことがわかりますし
違和感ないですよね。