「程」と「ほど」の使い分け


「参る」 と 「まいる」の使い方 でもご紹介しましたが

常用漢字であっても、仮名書きすべき語句 というのがあります。

漢字で書き表しても “間違いでなはい” とされておりますが、

なぜ書き分けるか? というと、それぞれの意味が違うからです。

 

◆「ほど」 と 「程」

「ほど」…「~ぐらい」「~につれてますます」などの意味で用いる。

(例)三日間ほど / お引き立てのほど / ご容赦のほど

 

「程」 …物事の程度・度合い、時間的・距離的の程度などを表すときに用いる。

(例)冗談にも程がある/程遠い道のり/程なく終わった/身の程をわきまえる

 

意味を知っても、判断難しいですよね。

では、挨拶状、案内状、招待状などでよく使われる文例をご紹介しましょう。

 

◎ 出向を命ぜられこのほど 着任いたしました

◎ 一身上の都合によりこのほど 退職いたすことになりました

◎ 御指導と御厚誼のほど 宜しくお願い申し上げます

◎ 今後ともご指導ご支援のほど 宜しくお願い申し上げます

◎ ご活躍のほど、お祈り申し上げます

◎ 今後とも変らぬお引き立てのほど よろしくお願い申し上げます

◎ 今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願いいたします

◎ ご都合のほど ○○月○○日までに同封のはがきにて お知らせください

 

 

どうですか?

これらの挨拶文で使われる場合、ひらがなの 「ほど」 が圧倒的に多いですね。

日本語って、ふんわりした表現、あいまいな表現が好きだから

「ほど」が多いのではないでしょうか!?

 

上記のような文章は、印刷屋さん(挨拶状屋さん)でも用意されていますが

ほとんどが、漢字の「程」の表記を使われていました。(ーー;)

 

要するに適当に文例を用意しているだけで

本当に日本語と向き合って文例を用意してくれているわけではないのよね。

 

正しい日本語、まだまだ勉強してきましょう~!(^o^)丿